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PUKU's Room

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監督&PDインタビュー

ぱらん


 こんにちは。『波浪注意報』監督のチョン・ユンスです。
DVDで皆様にお目にかかれてとても嬉しく思います。

Q. 映画の企画意図や映画の中で言いたかったことは?

 『波浪注意報』は純粋な初恋の原型を見せようとしている映画です。たくさんのラブストーリーが映画の中で作られていって、皆様の記憶に残されてきましたが、『波浪注意報』では恋愛の一番原型的な内容を見せようという意図があり、青少年、高校生達の恋愛の模様を取り入れながらも、それを越えて生と死について、人生についての話まで取り入れていきたいという意図がありました。

Q.学生時代、映画の中のスホのような経験がありましたか?

 初恋の思い出はありますが、映画のように美しくはあるけれど、愛する人を病気で失ってしまうというような悲しい恋愛の経験はありません。幸いに・・・。私が小学校の頃、恋愛、と表現できるかどうか分かりませんが、あるときめく感情を経験はしましたが、私が愛情を表現できる方法は「逃げる」ことでした。とにかく・・・出会ったら、逃げて、隠れて、こっそり陰から見ているという・・・。それが私の唯一の手段でした。(笑)
 日本のとても素晴らしい原作を基本としたリメイク作品なので原作の持っている独自性なども維持しなければならないし、韓国でリメイクするとなった場合、それを越えて新しく創作された部分をお見せしなければならないという感覚がありました。なので私は、日本の『世界の中心で愛を叫ぶ』から感じられる、いうならば窒息しそうな悲しみを見せるのではなく、私たちは、初恋の楽しくて幸せなイメージ、家族の話、生についての話に焦点を当てて演出していこうと考えました。

 Q. 『波浪注意報』を製作しながら、一番難しかった点、ずっと困っていた点は?

 まず配役を決めるのが監督達にとって難しい点だと思います。私たちの場合は最も適切な配役ができたと思います。大韓民国の成人の俳優の中で、いったい誰が高校生の男子の役を演じることができるかと考えた場合、おそらく一人しかいません。チャ・テヒョン氏。チャ・テヒョン氏一人しかいないと思います。彼はスホの持っている純粋さの原型を持っている良い俳優だと思います。なので、テヒョン氏と楽しく作業をすることができました。
 ソン・へギョさんは、初恋への憧憬を思い描かせる典型的な女優であるといえます。初恋のおぼろげなイメージを思い起こさせるのにふさわしいイメージを持っていて、とても幸いに思います。ソン・へギョさんとは、ドラマでそうされてきたように、対話し、研究し、相談しながらお互い撮影を進めていくことができて、とても幸福な時間を過ごせました。

 Q.DVDを待っていて下さった皆様へ。

 『波浪注意報』は、心が虚しい時、瞑想が必要な時など、いつも開いて見てみたいと思って頂けるような映画になってほしいという願いから、このDVDが皆様に喜んで頂ければと思います。コジェ島の美しい風景、そして男女の純粋な恋愛の話が、美しい画面の中に盛り込まれていて、何かを恋しく思う時、開いて見てみたい映画が『波浪注意報』となることを願っています。

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 こんにちは~プロデューサーのオム・ジュヨンです。とうとうDVDが出ることになりましたね^^この日を指折り数えていましたので、この場に立って、また新たに感慨深い思いです。

Q. 映画の企画意図と、この映画で語りたかった主題は?

 企画意図といえば・・・企画は最初から原作がありましたので。ご存知のように『世界の中心で愛を叫ぶ』という日本の原作がありました。その原作をわが国で、一番韓国的な雰囲気にリメイクをするのが一旦、企画意図だといえます。『世界の・・・』でもそうですが、ここでは世界万国共通語である初恋、初恋についての話を込めたかったし、国境を越えて、時代を越えて、どの時代に、どの国でも、同じように通じ合うことのできる情緒が「初恋」だと思われるのですが、「初恋」に対する情操や、愛の感覚、実らせることのできない痛み、愛について語りたいというのが、『波浪注意報』における一番重要なポイントでした。

Q. 製作中、難しかった点は?

 私たちが8月中旬にクランクインをして、10月末にクランクアップをしたのですが、要するに、真夏の期間、撮影したというわけなんですが、ご覧になると分かりますが、私たちの映画はほぼ90%が野外ロケです。なので、天候に関する心配が一番大きかったです。もちろんそれ以外の心配もありますが、撮影に入る当初は、雨さえ降らなかったら・・・私たちのロケ地がコジェ島・・・島なので、島の天気は、朝、昼、夕方、皆違って、私たちの思惑とは違って、撮影期間が思いがけず長くなることもあり得るということで、コーサの時も祈ったのは、「天気さえ味方してくれれば・・・天気さえ助けてくれれば、この映画は成功する」ということでした。天気は、本当に味方してくれました。雨が降ってほしい時には降り、降ってほしくない時には降らずに、私たちが考える通りに誤差なく撮ることができました。

Q. 製作しながら苦心した点は?

 一番心配したのは・・・日本の原作なので、誰もが知っている話だし、主人公が最終的に死んでしまうという、結末がオープンなっていて、そういう話の構成をどうやって克服するべきか・・・それからリメイクなので、どうやって一番韓国的に変えるべきか、そういう点で苦心した部分が一番大きいです。なので、登場する俳優の方々の中でイ・スンジェ先生の部分、おじいさんの部分が日本の映画よりもずっと大きくなっていて、その部分が作品的に一番苦心した所です。リメイクということ、知られた話をいかにして克服するか。そして、韓国的に、私たちの情緒からはずれずに、良く受け入れられるべく作ることができるか、それが一番の心配でした。

Q. 作品で惜しかった点は?

 映画を企画する皆さんは・・・結局映画というのは商業的な媒体なので、興行を考えないわけにはいきません。それで、ご存知のように、私たちが公開を12月23日にしました。クリスマスの最中に。それで、そのシーズンが・・・『台風』や『王の男』や、ほんとに大作ばかりの中で、私たちのように、きれいで、善良で・・・それだけではとても勝ち目がありませんでした。

Q. DVDを待っていてくださったファンの皆様へ

 この『波浪注意報』はDVDの方がはるかにヒットすると思います。劇場でたくさんの方がご覧になれなかったので。(笑)DVDをたくさんの方々が買ってくださるのではないかと思いますし、へギョシとテヒョンシの、本当に美しい愛の話に出会うことができると思いますし、私たちがコジェ島でオールロケをしたのですが、わが国にこんなに美しい所があるのだなあ・・・ということを鑑賞することのできる特徴があると思います。私たち、善良で美しい心で製作致しましたので、DVDをご覧になって下さる皆様には幸運として訪れることと思います。ぜひ見て頂けると嬉しいです。


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